雑記
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PICの開発環境について(MPLAB X IDEへの戸惑い)

ぽちお
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制御系電子回路を開発する場合、私は関連する製品の一部にマイコンを利用した回路で設計、実装を行っていますが、現在までPIC及びそのソフトウェア開発環境は昔の環境下で行ってきました。

時代は令和、装いも新たに、最近のPIC開発環境へと作業を進めるうち、様々な奮闘があり戸惑状況等を記します。

 

現状

  • CPU
    主に 8ピンPIC 12F675,12F629  他16F819など
  • PC
    Windows XP(スタンドアロン)
    *PICライター専用(独立運用)
  • 言語
    マイクロチップテクノロジー
    *アセンブラ:MPASM
    *C:HI-TECH C
  • ライター
    秋月電子
    *AKI-PICプログラマーVer.3.5
    *PICプログラマーVer.4(モジュール)

古き良きXPと当時のライター、まだまだ現役ですが・・・

見直し

2021年03月現在:

  • CPU
    8ピンPIC 12F675,12F629
    → 同型使用(現行販売、在庫豊富、実績安定性、変更コスト等)
  • PC
    Windows 10
    → 現行OS、汎用PC
  • 最新のPICソフトウエアの開発環境
    マイクロチップテクノロジー
    → MPLAB X IDE v5.45(2021/03:最新)
    → MPLAB XC8 Compiler v2.32 (2021/03:最新)
  • ライター
    マイクロチップテクノロジー
    → PICkit4

これを機に、最新の環境で構築してみました。

 

導入

インストール完了後、PICアセンブル実行時「エラー多発」で、全くアセンブルできなくなりました。

→ 先頭行からエラーとなり、文法チェック後も同様で解決できない様子です。

私は、新規でアセンブラを使用することは少なくなりましたが、過去のデータを修正したり、参考とする場合には、まだまだ、需要はあると思います。

→ アセンブラの必要性はあると思う派です。

その後、色々と検索し情報を収集してみると、
最新版の MPLAB X IDE ではアセンブラ「MPASM」は付属せず、「v.5.35」が付属Version でした。

現行版では、XC8コンパイラ配下の内臓アセンブラ(Macro Assembler?)で構成
(これでは、文法はもとより、エラーが多発するも当たり前ですね)
→ 現状ではこの内臓アセンブラの情報が少なく、最新Versionの環境は諦めました。

 

ダウングレード

最新版をアンインストールその後、
「v.5.35」を指定し、ダウンロードしてインストール実行

再アセンブル

これで、「MPASM」の開発環境が整い、再アセンブル実行です。

しかし・・・ またエラー発生、

・MPASM is not supported on 64 bit Operating Systems. ・・・省略

今度は、PC Windows 10 との相性問題発生です。

・64ビットPICアセンブラーはMPLAB XC8ツールにて移行(バージョンアップ)で対応とのこと。

 

これでは、全く先に進めず「堂々巡り」ですね。

 

困惑

・現行最新(2021年03月現在)の PC(Windows 10)で、当時のアセンブラ環境の構築は、無理があるように思いました。

今後は、最新の開発環境等を意識し、 マイコンの選定や開発言語の移行など、様々な考慮が必要な時代なのかもしれません。

暫く平行運用ですね、まだまだ現役でお願いすることとなりそうです。

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ぽちお
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シニアエンジニア
ものづくりが大好です。
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