【情報工学基礎】ハードウェアとソフトウェアの違い、初心者向け、わかりやすく説明
よく耳にする、ハードとソフト。
一般的な用語ではありますが日常的に、ハード面やソフト面でとの言葉もよく使用されますよね。
この記事ではハードとソフトの使われ方、また 「ハードウェア」・「ソフトウェア」の違いをそれぞれを例に解説します。
一般的な「ハード」と「ソフト」
ハードとは
装置、設備、機器又は道具といった「形」ある要素のことを指します。
ソフトとは
ハードに対し対照的に、理論、技術、意識及び情報、といった「無形」の要素のことを指します。
ハード面とソフト面
多様に使用されています。その例では、
- 教育など
- ハード面
建物、教室、黒板、机、椅子、照明、設備等 - ソフト面
時間割、カリキュラム、教育、指導等
- 店舗など
- ハード面
建物、看板、フロア、テーブル、椅子、照明、設備等 - ソフト面
メニュー、教育、シフト管理、サービス等
- 工場など
- ハード面
建物、看板、フロア、テーブル、椅子、照明、設備等 - ソフト面
行程、安全管理、品質、教育、サービス等
このように一般的にも使用され、ビジネス用語でも様々な場面で「ハード」と「ソフト」の表現の括りで使用されています。
・・・ウェアとは?
一方、上記のハード・ソフトの意味の他に、コンピュータ用語ではその構成要素を意味する形で、ウェア(~ware)を組合せて表現されています。
- ウェア(~ware)とは、
材料を意味し、~製品、~用途で使用され、ガラス製品(ガラスウェア)、男子用(メンズウェア) などにも使用されています。
ハードウェア
コンピュータの技術者が、開発当初コンピュータに使われている金属・機器的部分をハードウェアと呼び始めたことをきっかけに作られた総称。
今ではその定義を、コンピュータ本体及び内部構成ユニット、また、その他の周辺装置まで、コンピュータ装置に関連した「形のあるもの」、目で見ることができ、手で触ることのできる機器と意味付けています。
身近で代表的な、パソコン(パーソナルコンピュータ)の構成から見た「ハードウェア」は、
- パソコン本体
- キーボード、マウス
- ディスプレイ、スピーカー
- プリンタ
- ハブ、ルーター等
- その他周辺装置など
- 機器を構成内部ユニット等(CPU、メモリ、ディスク、ドライブ、基盤、電源)
パソコン等、関連されている機器、装置であり、
それは、実際に目で見ることができ、手で触ることもできます。
ソフトウェア
コンピュータの、ハードウェアに対するペア(関連)的な要素で使用され、コンピュータ内部で処理されるデータ全般を意味します。
ハードウェアとは対称的で「形のないもの」、目で見ることも、触れることできないもの総称のことです。
同様に、パソコン(パーソナルコンピュータ)の構成から見た「ソフトウェア」は、
- OS(基本ソフト)
Windows,macOS,Unixなど - ブラウザ(クローム、IEなど)
- 表計算(Excelなど)、文章作成(Wordなど)
- ゲームソフト
- 動画閲覧、編集、配信ソフト
- 年賀状編集、会計処理など
- その他
収録されている媒体(CD-ROM等)で販売されている物から、WEB上からダウンロードしてインストールできる物も全てソフトウェアです。
基本的には、パソコンで動作している、「プログラム」全てがソフトウェアと言えます。
まとめ
- ハードウェア:コンピュータ構成上、実際に形のあるもののユニットや装置等の総称
- ソフトウェア:コンピュータ内部のデータ、実際には形として目に見えないもの
- コンピュータを内蔵し構成する製品でも、同様に総称されます。
ハードウェア | ソフトウェア | |
スマートフォン、PDA | 各スマートフォン本体等 | Android、内部アプリ等 |
iPhone、iPad | iOS、iPadOS、内部アプリ等 | |
ゲーム機器 | PlayStation など | ゲームソフト、データ |
音楽プレーヤ等 | WALKMAN など | 音楽データ |
「コンピュータ、本体あっても、データなければ、ただの箱」
ハードウェアとソフトウェアが両方とも揃うことで真の力が発揮されます。