電気と電子、なにが違うの?(工学編)基本的に、わかりやすく説明
ぽちお
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電気と電子の違いを、この記事では、工学 の観点から、解説いたします。
小学校、中学校で学んできた「電気」と「電子」、その歴史と科学で習得してきたと思いますが、高校以上からは、さらに技術的要素から、定義が変わって表現されます。
今後の進路を進める場合など、(どれを中心に学ぶ)一つの指標として考えていただければ、幸いです。
工学とは
「電気」と「電子」の違い、その前に「工学」の意味でもよく対象となる、「科学」と「工学」について最初に説明します。
科学
「そのものが、なぜ・どのように、出来ている・動いている。」
と疑問から見た仕組みを立証する定義。(そもそも、それは、なんで?)を考察すること。
工学
「そのものを、どのようにしたら、どうなる。」
効率的・効果的に考えてみる技量。(それを、こうすれは、こうなる?)を技術的に考察すること。
中学校までは、「電気」と「電子」の違いは、「科学」的観点から違いを学ぶ
高校以上からは、「電気」と「電子」の違いは、「工学」的観点から違いを学ぶ、ことは基より、それ以外にも、工学を付けたことによってその固有名詞的の意味の違いが発生して、違和感を感じてしまうのです。
ただでさえ、電気・電子の流れ問題で混乱しているのに、「工学」を付けると意味が変わるって・・・もっと困惑してしまうのです。
電気工学・電子工学から情報工学へ
高校以上からは、上記のように、工学的な差(違い)の定義から話が変わってしまうのです。現代社会では、電気電子の他に、新たな情報工学の追加と分野の幅が広がりました。
電気工学
- 電気、磁気に関する理論
発電機、発動機、発送、配電 - エネルギー
電気化学、電灯、照明、動力 - 強電
電力供給経路、電力設備
電気工学
電気を発電し効率よく送電し配電、より効率的なエネルギー循環・消費を観点に考察
- 電気をエネルギーとして考え・扱うこと
電子工学
- 電気・電子回路の知識
導体、半導体、集積回路 - アナログ、デジタル理論
電子回路、電子デバイスシステム応用 - 弱電
ハイテク産業、光デバイス、ゲーム産業、ロボット開発等様々
電子工学
アナログ回路、デジタル回路からハイテク産業への応用技術へ
- 電気を細分化しテクノロジーとして考え・扱うこと
情報工学
- 通信、ネットワークの理論
情報伝達システム、光電子技術 - ハードウェア、ソフトウェア
コンピュータ関連 - データ収集、蓄積、処理
データベース、情報サービス産業
情報工学
コンピュータの基礎からそのシステム・テクノロジー全般
- 多種多様な情報をコンピュータ技術等を利用し応用すること
まとめ
- 電気工学
電気をエネルギーとして考え、発電から消費までを考察する。 - 電子工学
電気をテクノロジー(技術)として考え、応用する。 - 情報工学
電気を用いて情報をデーターとして扱い、蓄積から情報を処理する。
- 工学で細分されたことには関係なく、全て、基本的に「電気」から枝分かれされた分野です。
➡ 基本的「電気」には変わりありませんので、「電気」は+からーでOKなのです。
➡ 「電子工学」は、科学の「電子」e⁻ではありません、全く意味が変わります。
➡ 「情報工学」ソフトウェアとハードウェアへと細分化されています。
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