【電子工作】初心者向け!LED点滅回路「Lチカ」IC編
LEDの点滅方法は様々な方法で色々と紹介されています。(当サイトもその手法を複数紹介しています)その中、本記事では、電子工作の初心者の方を中心に「IC」を利用した一般的な方法を紹介いたします。
ICとは
Integrated Circuit、つまり、複数の電子部品を統合・集積した(複雑で機能を持たせてた)電子部品を言います。
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種別
ICは、機能・動作(仕様)によって構成され、様々(多品種)に存在し、製品化されています。
本記事では、下記の種別に分かれた「IC」を利用し、LEDの点滅「Lチカ」を紹介いたします。
専用IC
「専用(LED点滅の為に作られた)」ICです。
中でも、単純な点滅機能に特化・構成されたICは、補填部品も必要とせず簡単に動作します。
点滅周期などの仕様によって、型式が異なる製品も存在します。
「部品表」
「回路図」
「動作」
デジタルIC
ここで紹介しますデジタルICは、デジタル信号の基本的な「0」、「1」を要素とした集積回路の一部を利用します。
デジタルICの処理の特長でもある「0」とは”GND” 電位つまり0V、そして「1」とは、その対の電位を示し、基本的なデジタル回路の場合”+5V”を定義とします。
代表的なデジタルICは、ロジック回路に対応する仕様で動作し、電気的な特性によっても様々に存在します。
インバータ回路
デジタル回路の基本の1つインバータ回路、その回路で代表的なICが7404と呼ばれるデジタルICです。(インバータ回路6個を持つ内部構成)
紹介する点滅回路は、この7404にて内2個のインバータ回路を利用し、抵抗とコンデンサを組合わせで発振させています。(点滅の周期はその組合せに構成されます。)
「部品表」
「回路図」
「動作」
タイマーIC
タイマーIC 定番中の定番 555
1972年に登場し、現在でも現役で、超有名なタイマーICです。
書籍やその他様々な場面で、多く紹介されています。
数点の部品の組合せ発振でき、その発振を利用しLEDを点滅する代表的な例が下記回路となります。
点滅周期は、抵抗R1・R2とコンデンサC1に関係があります。詳細な説明は、ICの説明書(データシート)または、様々な場面でその情報や関係値が表記されています。
「部品表」
「回路図」
「動作」
まとめ
- 集積回路(IC)は、動作の仕様・目的専用で構成され専用的に使用されるものから、汎用的な物まで様々に存在します。
- 上記に紹介した専用IC外を利用したLEDの点滅方法は、点滅間隔(発振)を、一般的な発振(抵抗・コンデンサー間回路)で構成しています。
発振回路は様々な方法があり、細かい仕様や安定性などを考慮すると専門性が高い分野です。
電子工作の入門の一部として、特に詳細や理屈は抜きに ”電子部品の組合せ”(抵抗やコンデンサの組合せ)で変化する(電気信号)を目で見て確認し、電子工作の楽しみの一歩として考えていただけたら幸いです。