電子工作

【電子工作】初心者向け!環境・基本工具編

【電子工作】初心者向け!環境・基本工具編

「電子工作」 今の時代では、ソフトウェアと応用し、制御を中心とした楽しみも「電子工作」の一環です。

一方、それら制御された機能を、電気的・機械的に統合し「実際に動く物を造る」、その具体的手段は、昔からある「工作」の技法も必要となります。

この記事では、ものを造る意味での「電子工作」を、その準備・環境を中心に、初めての方(初心者を中心)に説明いたします。

はじめに

本カテゴリ・入門編でも記述いたしましたが、情報の入手及び道具・部品の入手方法など、
この記事では、なるべく具体的に記述いたします。

なお、環境・内容・技量によっては、相違があることもご了承下さい。

 

環境

作業スペース

工作を行う場所、それ相応の専用のスペースがあれば、より理想と思いますが・・・

最初から立派な作業場は要らないと思います。

初心者の方などは、現状の机のスペースを有効に利用して、後々に作業効率を上げる。
もちろん、専用の棚、広い作業机等があれば、より効率が上がり便利ですよね。

部品収納

電子工作は、一般の工作や電気工作よりも、部品が小さく多種細かく数が多い為、
それら「収納の工夫」が大事となります。

タッパー

最初は、100円ショップなので販売されている「小タッパー」を数多くそろえ、

種類別に入れ(ラベリング)して整理することをおすすめします。

 

専用ケース

タッパーでは、整理しきれない方は、専用の部品ケースでどうぞ。

 

電源

電気で動く物を造るわけですので、もちろん電源が必要です。
工作に専用の電源(コンセント)があれば、より便利です。

節電タップ(個々のスイッチ付き)、USB充電ポート付きも便利で重宝します。

 

作業マット

電子工作・その電子部品を接続する代表的な方法「半田付け」等、既存の机上面で作業をすると、温度による影響や、加工作業中の衝撃などで、机上面を傷めることとなります。

机上面を保護しましょう。

 

 工具

私が電子工作を始めたのは、かれこれ数十年前、小学生の頃・・・
ラジオの分解から始まりました。

組み立てより、分解が最初のきっかけです。

分解をする上で、初めて手にした工具「ドライバー」を教わりました。

その「ドライバー」にも種類があり意味がある。大事に使え!、その時から、工具・道具だけはより良い物を使い丁寧に大事にしろ!

ラジオを分解しそのラジオを壊しても、怒らない人が、道具を大事にしないことには、まるで人が変わったように豹変し激怒しました。
子供の頃その意味は全くわかりませんでしたが、やがて自分が物を造る立場になった時、初めてその意味がわかるようになりました。

経験から私が思う、

工具を手にする、初心者が犯す最大の過ちは、
・初心者用と定義された、安価で粗悪な道具を最初に使うこと
・安価を理由に大事にしないこと
と思います。

 

クオリティー

「安価で粗悪な工具」、形状は同じに見えますが、品質が悪く、操作性も良くありません

電子工作は先にも記述いたしましたが、繊細で細かい部品を一定のルールで組み上げていく必要性があります。

初めて使う、まだ慣れていない工具で、この繊細な作業が可能でしょうか?

慣れる前に、その粗悪な道具の影響で

道具が使いこなせない ➡ 当然続かない ➡ やめて、諦める となるのは必然です。

作業性・安全性

では、なぜ安価で粗悪な工具は、おすすめできないのか

  • 原材料がが悪く、低コストで生産
    品質の悪い材料で早く加工し仕上げられた工具は、その作業で破損し(例えば刃すぐ欠ける)、ダメになりやすい。
  • 歪み
    異常な遊びなど(動作上のムラ)が多く、操作性が良くありません。
  • 個体性
    製品ごとに品質がバラバラで、当たりはずれが多い。

このような物では、苦労が先です。(最悪その品質の悪い工具で不慮の事故やケガの可能性も・・・)
その苦労で、本来の工作が楽しめますでしょうか?

別の世界でも、
調理では「包丁」、粗悪品で低品質・切れ味の悪い包丁・・・結果はお分かりですよね

 

おすすめの工具

最初から全ての物を最高に良い工具にする。もちろんできたら最強ですよね、しかし、予算・規模等 現実では難しく思います。

電子工作を始めるにあたり、これだけは揃えておいた方が良いと思うものを「基本工具」として、おすすめの工具を紹介いたします。

電工ドライバー

電子工作に限らず、一般汎用から電気工事の分野まで、電工ドライバーとは、感電対策の施されたドライバーです。
(プロの電気工事士は、それでもそれ以上に、絶縁手袋や絶縁靴などの安全保護具を装着し安全重視で作業を行います。)

初心者が始める、電子工作での(主に取り扱う電圧等の範囲)からは、オーバースペックかもしれませんが、しかし、やがてその応用範囲が広がり、家電製品やパソコン等の調査時など、その作業部位には強電部も存在します。
いつも言いますが、電気は見えません。「大変危険な部位も多数あります」

事故を防止する意味でも、電工ドライバーの使用をおすすめします。


精密ドライバー

あと少しの微調整の範囲を、指先と手の甲で感覚的に得られ調整できる。品質の良い物がベストです。

 

 

汎用ドライバー

一般的で、差し替え対応モデルも便利です。

 

はんだ関連

電子部品の実装に不可欠な「半田付け」、繊細な部位を適正な温度で確実に繋ぎ合わせる必要があります。 初心者の方ほど便利で安心な物が適切かと思います。

はんだこて

温度調整可能で、セラミックヒーター式のはんだこてが便利です。
下記は、こて台セット例

 

ケミカルペースト

はんだこての、こて先の おて入れに便利です。

 

糸はんだ

現代では、環境問題に伴い、鉛フリーはんだがありますが、溶着に少し癖があります。
初心者の方は従来からある、癖がなく・なじみが良い、鉛入りのはんだ、径0.6㎜、0.8㎜の物をおすすめします。


フラックス

通常は糸ハンダの中心部に入ってる(松ヤニ成分)で、溶着を促しますが、そのフラックスだけでは足りない場合などに使います。ハケ付き製品がおすすめです。

 

はんだ吸い取り

はんだつけをミスした場合や、破損している部品の取り外し時など、溶着されたハンダを
スッポン(簡易吸い取り機)や、吸い取り線で処理します。早く処置でき便利です。

 

 

ニッパー

電子工作では、細い電線や部品の足の切断など、細かで繊細な部位を扱います。
その繊細部は、それ専用で「精密ニッパー(マイクロニッパー)」を使用し、その他汎用部位は通常のニッパーの使用で、2種類持つことをおすすめします。

 

ペンチ

こちらも、繊細部を作業するにあたり、通常のペンチよりも先端部が細い「ラジオペンチ」を使用します。ニッパー同様に通常使用の物と使い分けを行いましょう。

 

テスター・マルチメーター

電圧・電流測定、通電チェック、不具合の原因調査測定など、電子工作に限らず一般的には電池の残量確認から、車やバイクの電装品関連の一連の作業などに、大変便利です。

色々なものが流通していますが 、テスターは「測定器」です。
昔から信頼性の高く日本製で品質が良く実績のある物は、安心して長く使えます。

 

 

まとめ

電子工作を「ものを造る」べき観点から、必要最低限なものを紹介いたしました。

はじめの一歩が楽しくできる スタートアップアイテム 「工具」
それは、品質が良く安心なものから

 

最初に全ての工具は必要ありません。

やがて、色々な工作を行うと、知識や経験を得られ、出来ることの範囲が広がります。
「それぞれの場面で適した工具の必要性など」・・・
その時に、必要な工具を新たに揃え工具の充実をはかりましょう。